ピカソプロジェクト | こどもの豊かな創造性と表現を引き出すアート教育

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【レポート】減災に寄せる想いを改めて。。

昨日、アリオ八尾で行った「身近なもののアイデア工作」イベントに、関テレ様が取材に来てくださいました!

テーマは「減災」です。

わたくし、みずほ先生は、二十歳の時に阪神淡路大震災に遭いました。

幸い被害はそこまで酷い地域ではありませんでしたが、お向かいのお宅が全壊したり、ご近所の食器類が全滅したり、父親が鏡台に挟まれたり、ガスが一ヶ月来なかったりする程度のちょこっと大変だった地域にいました。

歩いて少しのところでは、沢山の方が亡くなったり家が無くなったりしていて、住んでいる筋の一つでこんなに違うんだ。

と、震える日々でした。

こういう怖さは「防災」でなんとかなります。

例えば、みずほ先生のお家は、その数年前に建て替えをして、たまたまその時の設計士さんがとても先見の明のある方で「地震が来ても大丈夫な設計にしたい」と言ってくださり、そういうのにワクワクしちゃう私の両親がそのお話に乗っかり、当時としては比較的珍しい「耐震住宅」でした。

家の向きも幸いして、食器類の破損もほとんどありませんでした。

(ご近所はほぼ全滅だったそうです)

でも、実は災害の一番辛いのは、その後、なんです。

命が助かったあと、次は「日常」に行くまでの期間にどう生きるか。

なのです。

25年前は、現代社会でこんな災害が起きると誰も思っていなかったから、みんな大慌てで、炊き出しやボランティアのノウハウも無ければ被災地への支援物資の感覚や何をどうすれば良いのかもわからない。

避難所での過ごし方も今みたいにノウハウはなくって、避難グッズも充実していなくて、本当に大変だったそうです。

近隣の状況や物流が落ち着いてきた時期に、避難所で余った、賞味期限の切れそうな保存食をいただきましたが、あまりの不味さにびっくりしました。

 

あれから、避難生活を少しでもマシにするために。。と色々なアイデア商品が出ましたが、中には「うーん。それ、手造りできるなぁ。。」と思うものも沢山あります。

便利なのは良い事ですが、便利に慣れすぎると「無い」時にパニックになるしかなくなる人も少くないでしょう。

そんな時、誰かや何かに文句を言っても、なんの解決にもなりません。

むしろメディアに「行政が悪い」と言わせなくてはいけない状況になり、更に暗い風潮が蔓延して…。。

私はそういう空気がとても苦手です。

だから、少しでも自分でできることがある人は、自分でできることを増やしておく。

そういう意識がある人を一人でも多く持ってほしい。

 

それが、全然派手じゃないけど、減災=災害の悲惨さを少しでも軽減できる方法に繋がると思っています。

 

人は、意識さえすれば進化ができます。

何でもアートとして楽しめるこどものうちから、「アイデアを形にする方法」を知っておくことで、未来、何かが起きたときに、強くしなやかに、たくましく生きていける人になってほしいと願っています。

今日も長文失礼しました。

そんな想いを交えたトークと、ワークショップ風景が、どこかのタイミングで関テレで放映。。されるかも!

是非、報道番組をチェックください!

されないかも(笑)神(ディレクター様)のみぞ知る

 

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